AS21480 刀:無銘(播磨大掾藤原忠国)

説明

ご注文番号:AS21480
刀:白鞘入り(保存刀剣)

銘:無銘(播磨大掾藤原忠国)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(播磨大掾忠国) としては上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:素銅一重
刃長: 65.0センチ
反り:0.9 センチ
目釘穴: 4個
元幅:3.01センチ
先幅: 1.04センチ
重ね:0.78 センチ
刀身重量: 765 グラム
時代:江戸時代寛永の頃
体配:大擦上無銘で身幅、重ね尋常な反りやや浅く
鋒がのびた寛永体配
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつき綺麗な小糠肌すなわち肥前地金となる。
刃紋:沸出来、匂口深めに互の目乱れに足が入り
物打ち近辺からさらに激しく働き刃中、砂流、金筋が
特に働き夏の積乱雲の情景が見て取れる。
帽子:匂口深く一枚風に返る。

特徴:本作は刀剣博物館で無銘であるが、播磨大掾藤原忠国と鑑定された作品です。肥前住播磨大掾藤原忠国は初代忠吉の弟子である相右衛門広貞の次男で橋本六郎左衛門と称し
兄に国広がいる。播磨大掾を冠したので最も年齢を遡りのは寛永13年期であるところから播磨大掾を受領した時期はそれ以前である。のちに播磨守に転任している。彼は鍋島家3支藩
の一つである小城藩に抱えられ小城藩の刀工として活躍した。晩年は入道して休鉄と号した彼の本流は直刃出来ではなく彼の本領は砂流の頻りににかかった丁子主調の乱れ刃にある、
      

葵美術より一言:小板目肌詰んで地沸がつき地景が細かに入った鍛えに焼き幅一段と広く大丁子乱れを焼き互の目、矢筈風の刃が混じり足が入り匂いが深くつき荒めの沸を交え金筋が入る。彼独特の刃紋は河内大掾正広、河内守正広と同様な作品を制作しております。おそらく作は河内大掾正広の指導を受けてこの作風を学んだと考えられます。佐賀県の山波に青い空にもくもくと巻き上がった積乱雲が浮かぶ様子を描いた一服の名画は一文字をも蹴散らす激しい作品で九州佐賀の刀工群が活躍した当時を思い出されるのです。 刀工辞典では上作と記載されておりますがどうして、どうして私は上々作、最上作であっても良いと考えるのです。本作は出来が良かった為に故意に名を取り去り古刀としたとも考えられます。 石州直綱、左文字あたりを狙ったのかもしれません。     

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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落札価格:¥300,000

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入札履歴

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最高入札者 : cdowell1

cdowell1
2022/03/03 (木) 07:15
¥300,000
lehrgang
2022/03/03 (木) 07:15
¥299,000
cdowell1
2022/03/03 (木) 07:14
¥289,000
lehrgang
2022/03/03 (木) 07:14
¥288,000
cdowell1
2022/02/27 (日) 03:19
¥270,000
オークション開始
2022/02/24 (木) 10:31

※ = 自動入札