AS21770 脇差:上総介藤原兼重

説明

ご注文番号:AS21770
脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(委託品)

銘:上総介藤原兼重
寬文六暦二月吉日
                      
新刀:上作:良業物:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 上総介藤原兼重 としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀一重鎺
刃長:54.5センチ
反り:0.9センチ
目釘穴:1個
元幅:3.0センチ
先幅:2.1センチ
重ね:0.66センチ
刀身重量:535グラム
時代:江戸時代寛文の頃
体配:身幅・重ね尋常な反りの浅い作品で切先がややのびた体配の作品。
地鉄:小板目肌良く練れて作品で鎬地に所々小瑕がある。表に梵字と蓮台の彫り、裏には梅の花の彫りがある。
刃紋:沸出来、互の目乱れさらに大きく乱れ匂口深くなる。

特徴:上総介藤原兼重は初め上総守と称しその後上総介と改める。兼重は武蔵の刀工。勢州阿野津においても制作する。類似工 として長曽根興里、法城寺正広、但馬守貞国、伊勢大掾綱広、津田助直等が上げられる。寛永の初めに越前より江戸に移 住し、寛永三年(1626)に和泉大掾を受領。のち和泉守に転じた。藤堂和泉守高虎に仕え銘を上総介に改めたともいわれ ている。初代は万治(1658)のはじめ頃死去し、二代は仙台、勢州(現在の三重県)阿濃津でも作刀した。三代は仙台藩主伊達綱村が元禄三年(1703)に上総介となり、仙台、宇和島、一関などの三藩からの注文には上総守と切らず和泉守と切る。 本作は二代の作品であります。兼重は切味に優れる良業物で、数多く重要刀剣指定された名工である。山野加右衛門らの試し銘の入った作が相当数有り、かの名高い宮本武蔵の愛刀が上総介藤原兼重であったと言われる。また、刃取りの特徴は虎徹と良く似ており、覇気の有る作風である。

拵:
鍔:楕円形の鉄鍔に透かし彫りを入れた作品
縁頭:赤銅魚子地に花と鳥の図柄を高彫し金で色絵をほどこす
鞘:青貝散らし鞘
目貫:赤銅で花の図柄を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言:上総介藤原兼重でこれほど互の目乱れの高い作品は少ない。刀身に彫られた彫り物は見事ですが通常は梅の花 などはあまり見かけず他の者が彫ったと考えられる。また裏銘のある作品は少なく、寬文六暦二月吉日という記述は大変貴重です。拵えもよく、刀が特別保存に合格しております

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2022/02/23 (水) 13:07

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