AS21765-脇差:大慶直胤造(花押)

説明

脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:大慶直胤造(花押)
於東都(彫義胤)

研磨済み
刃長:35.5センチ
反り:0.8センチ
目釘穴:1個 
元幅:3.24センチ 
先幅:2.85センチ
重ね:0.74センチ 
時代: 江戸時代後期
体配:身幅広く、重ねの厚い、切先の長い、しっかりとした脇差。
地鉄:小板目肌が良く詰んで、地沸が付き、地景が入る。
刃紋: 匂口の深い直刃、刃中砂流が掛かる。

特徴:直胤は安永7年(1778)頃、羽前山形に生まれ、荘司蓑兵衛と称し
水心子正秀の門に入り、後に正秀と共に秋元侯に仕えた。
文政四年(1821)頃、筑前大掾を受領し、嘉永元年(1848)に美濃介に転じた。
作風は多彩で、文化初期頃は師同様な大濤瀾乱れの作、天保頃には
大和伝、更に相州伝、美濃伝、山城伝の直刃を巧みにこなしている。
壮年期には備前景光・兼光の作風に似た逆がかった互の目丁字を多く焼き、
師である水心子正秀の唱えた実用論に沿った復古刀を目指したものと
思われる。各地で作品を残し幕末の最上作に評価されている。
特に天保時代に作刀された直胤の作品は「天保打」と呼ばれ、同工の最も
優れた作品が作られている。天保五年(1834)に作られた相州伝の作には
重要美術品に指定されているものがある。
また直胤は次郎太郎直勝、水心子正次をはじめとする非常に優れた門人を多く輩出した。
安政四年(1857)に七十九歳で没した。

特別保存刀剣
葵美術評価鑑定:全身押し形


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2022/02/19 (土) 10:54

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