AS21635 刀:肥州八代住源盛吉謹作之

説明

ご注文番号:AS21635
刀:白鞘入り(保存刀剣)

銘:肥州八代住源盛吉謹作之
昭和丙辰七月吉日 (昭和51年1976)
                       
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥州八代住源盛吉としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み  上々研磨
はばき:金着二重
刃長:74.4センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:1個
元幅:3.39センチ
先幅:2.74センチ
重ね:0.72センチ
刀身重量:995 グラム
時代:現代
体配:身幅が3.39cmと広く重ね厚く反りがやや深く付き表裏に棒樋を彫り切先を長くした豪壮な作品である。
地鉄:板目肌よく練れて地沸がつき綺麗な地肌となる。
刃紋:沸出来互の目乱れに匂口深く焼き上げ刃中に金筋長く働き帽子、乱れこむ

特徴:源盛吉は無鑑査刀匠で特に清麿写しには定評があります、大正9年1920年に熊本県八代市において日本刀を制作し始めた。1934年(昭和9年)金剛兵衛盛高靖博の下へ入門し、さらに延寿太郎宣繁より学んだ。師匠の金剛兵衛一門は代々「盛」の字を用いており1940年昭和15年に源盛吉と改名する。1941年には師匠より延寿宣次の名を授かるがやがて終戦となりいったんは鍛刀をやめる。戦後1952年(昭和52年)に作刀を再開し、第1回作刀技術発表会から連続出品する。刀剣技術展覧会では文化庁長官賞(2回)、毎日新聞社賞、日本美術刀剣保存協会会長賞、薫山賞(2回)、寒山賞などの特賞を数々受賞。1985年(昭和60年)に無監査として認定される。特に清麿写しでは他の追随を許さない刀工である。

葵美術より一言 無鑑査として数々の名作を残した谷川盛吉は相州備前伝を制作し続け、昭和60年(1985年)に無鑑査刀匠として認定された。彼の刀剣の地鉄は自家製鉄から製作され、独特な玉鋼だった為に通常の地鉄とは異なり、地沸が厚くつき、地景が入り肌立つ作品が多い。
特に本作は清麿を写したと考えられ地鉄もよく練れている。特に刃中に働く長い金筋は迫力があり、また長い鋒に働く乱れ込んだ互の目と金筋も同様な迫力を感じさせる。
人間国宝になれなかったのは残念ですが、当然なっても良い刀工でした。本作は長銘で肥州八代住源盛吉謹作之と描き さらに年紀も描かれています。 清麿写しに見事に成功しており、まさに盛吉の最高傑作といっても良い作品です。昭和の時代に製作され、茎も健全に残り見事です。是非この素晴らしい作品をお求めください。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形 鶴田文佳

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2022/02/16 (水) 12:27

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